◆鈴木憲夫/「
雨ニモマケズ」、「
祈祷天頌」、「
抒情小曲集」より"
姉ねお鶴」
◆
木下牧子/「
方舟」、「
地平線のかなたに」より"
春に"
演奏:大阪ハインリッヒシュッツ合唱団 指揮:当間修一
これまた大学時代によく聴いた大阪ハインリッヒシュッツ合唱団の邦人合唱曲のCD。
こちらはどうも自分の感性が変わっていなかったらしく素直に今聴いてもいいなあと思えました。
大阪ハインリッヒシュッツ合唱団の演奏は独特の発声法があるせいか、どの曲を聴いても
他の合唱団と毛色が変わってしまうなあ。京都エコーの「方舟」と聞き比べると面白かったりするし。
このCDのオビには「燃えたぎる情熱、浮かびあがる魂の輝き」というキャッチコピーが
書いてあったりするのだけれど、実はあまり情熱を感じられなかったりしています。
ただ、ここまで正確な音で音楽を表現するのは音楽への情熱があるからに決まっているのだが
正確な音程で端正に歌い上げられながら魂まで来る物が何か無くて…
「いい音だなあ。気持ちいいなあ。」で終わってしまうのがもったいないなあ。
(プロにこんなコメントをするのもどうかと思うけど。)
ここまで書いておいて何処がよかったのかというと、この曲ならこの声の端正さが
優しさとして感じられるんですね。
「祈祷天頌」は古代の祈りをモチーフにした歌だし、「方舟」は青春の歌(だと思っている)なので
パッションの足りなさは実際あるんだけれど、音楽の優しさが伝わってくるのがいいなあ。と。
この音感でもっと音楽的に伝わってくるうねりのようなものがあれば
間違いなく幸せな気持ちになれるのに。
酷評を書くのは期待が高いから、と昔の思い出が重なってしまうからなんでしょうね。